特別支援学校 高等部1年生

高等特別支援学校見学の感想。(職業系支援学校)

先日職業系支援学高等特別支援学校の見学に行きました。
少しでもご参考になればと思います。

子供が成長するに当たって、決断をしなければならないこと。

それは進路です。


発達障害児の親御さんは情報量の少なさもありどこからどう調べたらいいいか分からず、

不安になる事も多いかと思います。

母

そもそも息子にとって、どんな進路の選択肢があるのかしら。。

父

それぞれ、どんなメリット・デメリットがあるのか

それを知りたい!!

私達夫婦も同じ悩みでした。
必死に講演会やインターネットで調べるうちに、少しずつ理解出来るようになりました。

高等特別支援学校(職業系支援学校とは?)

発達障害のお子さんの進路には、大きく分けて下記のような通りになります。


高校になると、一気に選択肢が広がる進路。
(上記以外でも、高等専門学校や、通信教育、定時制高校など。。)

その中でも支援学校については、通常の特別支援学校(高等部)とは別に
高等特別支援学校(職業系支援学校)というものがあります。

高等特別支援学校は一般企業(障害者枠)就労へ向けて、さまざまな授業や実習を

行っている学校です。

メリット・デメリットは?

★メリット

  • 最大のメリットは就職面。 就職後も障害者枠で入社する為、会社にも事前に特性など説明でき、何かと配慮していただける可能性があります。
  • 礼儀・社会の厳しさ、現実を子供達に伝えていく。  高校生の間から厳しい現実もしっかりと教え込み、何事も真面目に取り組む、仕事で甘えは許されない、現実の厳しさを伝えていきます。
  • 作業実習がある。  職業教育を軸としており、作業の体験、練習を多く授業に組み込まれています。

    今回見学に行かせて頂いた学校では、実際に企業から請け負った作業中心のお仕事を作業実習されておりました。 

箱から商品を出す→商品を袋に入れる→ 検品 →重さを測る

それぞれの担当を持ち、責任をもって働く。

 工場の流れ作業シュミレーションで、しっかりと感覚を掴んでいました😊

社会人に向けて大事な技術面、精神面、両方学ばせて頂けるんだね。

デメリット


・一般的な高卒資格がもらえません。(注:大学受験資格は得られます)

・大学・専門学校入試を見越している場合、基本的には大学・専門学校入試などの科目には対応をしていないです。(もし受験する場合は、ご自宅や塾で勉強するなど対策を練らなければなりません。)


・入学受験があるので、ある程度の学力が必要となります。


・比較的、通常の支援学校よりも作業面や規律面に厳しく、合わないお子さんは辛く負担に感じる事も。。

メリット・デメリットを踏まえて、自分の子供の実力、特性、将来像含めて

考えていかないといけないですね。

学校によって、授業の特色や、受験有、無など若干違いがあるかと思います。
詳しくは、ご検討されている学校に直接お問い合わせする事をお勧め致します。

寮生活~生活面の自立~

今回見学した学校には、寮もありました。
生活面の自立にも力を入れてて、とても好印象でした☆

今回見学させて頂いた学校の寮では、2人部屋でそれぞれ机、ベッド、収納ケースが併設されていました。

洗濯物も自分でする事になっており、きちんと洗濯物を畳んで収納されています。


もちろん、お片付けが苦手なお子さんもおられると思うのですが
少しずつ改善出来るよう、指導してくださるそうです。

生活面での自立” ”協調性” を伸ばすにはとてもいい環境で、実際にお子さんを寮に預けられたお母様は

「心身共に、一回りも二回りも成長する事ができた!高等支援学校を選び、寮に入れてよかった☺」

と喜ばれる事も多いそうです。

あとがき

いい面もたくさんある高等特別支援学校☆

出来る事は多い。。でも一般就労は厳しい。
という ”障害者枠で働く” 選択を決めている方にはとても魅力的な学校だと思います。😊


実際企業内就職率は高く、企業から学校への信頼もあります。


ただ、学校生活において規律面や作業面は、一般的に厳しめだという事はやはりある様です。

合わないお子様は、実際に不登校になってしまうパターンもあるとのこと。。

そして入学できたから、必ず障害者枠での企業内就労を確定するものではなく、最後は本人の実力によります。


学校であった生徒さん達の様子はというと、とても楽しそうで元気に挨拶をし、職員室へ入る時も礼儀正しく入っていく姿がありました☆

今後の人生にも関わる大事な進路。

ご本人の意思親御さんの勘もとっても大事なので、一度親子で実際に学校見学され、じっくり検討することをお勧めします😊

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