息子の発達障害が分かり、これまで数々の講演会に参加させて頂きました。
今回は友人から勧めてもらい参加させて頂いた、山内康彦先生の講演会内容を綴りたいなと思います。
とってもいい内容でした!
目次
ご自身の経験を元に、様々な活動をされている山内先生。
小学生時代の苦悩を包み隠さず話され、同じ様な思いをするお子様が居なくなる様、熱量込め、かつユーモア満載で講演されております。
先生の講演会は大人気☆ 全国各地にて開催しておりいつも大好評だそうです。
現地ではお世話になっているデイサービスの先生にもお会いしました。
山内先生は小学校の先生、中学校の先生、教育委員会などを経て
放課後等デイサービスや通信高校などを経営する現職に就かれております。
”困り感のあるお子さんと一時的な関わりではなく、成長しても学校が変わっても、
ずっと関わり続けれる大人の理解者。
その子にとっての、大事な大人の友達になりたい”
学校の先生を辞め、放課後等児童デイサービスの経営に携わることになったのは
そういった思いが強かったと話されていました。
岐阜県の多治見市に生まれ、現在は可児市に住んでいます。岐阜大学教育学部では、保健体育と養護学校(現在の特別支援学校)の免許を取得しました。
岐阜県の公立学校に20年間勤め義務教育9学年全てを担任した経験があります。その後、教育委員会へ行き、支援級か通常級か支援学校かを決める就学指導委員会の担当を勤めました。その後岐阜大学大学院教育学研究科を修了し、合わせて学校心理士とガイダンスカウンセラーの資格も取得しました。私立小学校勤務を経て、放課後等デイサービスや特別支援が必要な子が通う通信制高校などを経営する(株)サーバントの取締役となり、(一般社団法人)障がい児成長支援協会を立ち上げ、代表理事も勤めています。
引用元:一般社団法人 子ども子育て・教育研究所
https://cperi.net/teacher/yamauchi/
今回参加させて頂いたテーマは
『なぜあの子たちはやらないのか?どうしたらやるのか?』
自己肯定感が下がり、二次障害を起こしてもおかしくない状況だった。
しかし、他の理解ある大人の方々の愛情により、二次障害は起こさなかったとの事です。
- 「やりなさい」ではなく、「一緒にやろう」と声かけしてくれる両親
- 魚釣りや手品を教えてくれたお父さん
- おやつで友達をもてなすいつも笑顔のお母さん
- 肩車や鬼ごっこで遊んでくれた先生
- 大好きな実験につきあってくれた先生
- ギターを教えてくれた先生
なによりも、こんな僕を『受け入れようとしてくれる気持ち』が態度で分かって子供ながらに嬉しかった。
障がいの程度に関わらず、どんな子供でも相手が受け入れようとしているかどうかは感じるものです。
そう講演会でお話されていました。
先生のお話で興味深かったのが
”やらせでもいいから、成功体験を積ませてあげてください。”
というお話。
【成功体験を積まさせて、自己肯定感を上げる。】
というのは療育の世界ではよく聞く話ですが、はっきりと やらせでいいと聞いたのは今回が初めてでした笑
先生はお父さんに小学生時代、釣りに誘われたそうです。
当時全く興味がなかった釣り。
それでもお父さんはとにかく行こうと連れ出します。
すると、想像以上に魚がどんどん釣れます!
すごい!こんなに釣れた!
大喜びの先生。お父さんはニコニコです。
後から知ったそうですが、その時お父さんがお腹の減った魚をたくさんわざと釣り堀に放して、いっぱい釣れるようにしてあげていた様です。
そんなことも知らない当時の先生は自信がつき、楽しくてお父さんとよく釣りに行ったとの事。
自信がつくと、チャレンジ精神が付きどんどん挑戦する力が付きます。
そしてそれが特技となり、また自信がつく。
親がレールを引きすぎるのはいけないのですが、その子が特技になりそうな何かを親目線で見つけてあげて、
いろいろと試させてあげるのはいいかもしれません。
そのきっかけを作るために、絶対にばれないやらせもOKということです。☺
それはいろんな講演会でも聞いてきた
【ハードルを下げて、成功体験を積ませる】
という意味でもあるのかなと思いました。
親も楽しみながら、子供に自信をつくるきっかけを作ってあげる。
親子の趣味もできて、絆も深まる。
一石二鳥ですね😊
我が家も頑張っていきたいなと思いました。