特別支援学校 高等部1年生

不器用・DCDお助けアイテム(袋の出し入れ編)~100均~

袋に物を入れるのが、息子はとっても苦手。
どうしたらいいのだろうか。。

袋に物をいれる】という行為は、簡単な様で意外とそうではありません。

不器用なお子様にとっては、とてもハードルが高かったりします。


学校生活や日常生活において、袋に入れるという行為は頻繁にある。

動作のスピードも遅くなり、周りから遅れを感じ自信もなくすきっかけにもなってしまいます。


お子様が少しでも、スムーズにストレスなく生活を送れるように。


今回は我が家が工夫して、うまくいった事例を綴っていきたいなと思います😊

柔らかい袋には、芯となる台紙を貼って安定させる。

ふにゃふにゃっとした袋に、私達はなにげに手のひらを複雑に広げながら物を入れていきます。

手のひらをなめらかに動かせない不器用な息子にとっては、とてもとても難しい作業の一つです。


そして親が教えるにしても

どうやって手を動かしているか、無意識だから説明しにくい。。

そんな思いにかられます。

そんな時にOTの先生から頂いたアドバイスは、芯を入れてしっかりさせる。という事。

100均で見つけた巾着に、頂き物の硬めの色画用紙。(今回は3枚ほど重ねて使用)

袋の中に画用紙を入れてしっかりと中でテープ固定します。

すると一気に不器用息子が苦手な【ふにゃふにゃ感】が無くなり、入れやすくなりました😊

今回は色画用紙でしたが、クリアファイルや厚紙などでも大丈夫です✫

台紙の上に物を乗せてから、一緒に袋に入れる。

もう少し出来る様になってきたら、こちら方法にもチャレンジ✨

台紙となるクリアファイルを曲げ、その上に物を乗せ、そのまま手に沿わせて袋に入れていきます。

袋に台紙ごと入れる事が出来たら、手をパッと離す。

最後に台紙を抜き取ります。

この方法が出来るようになれば、家から専用の袋を持っていかなくてもその場その場で必要な袋に自分で入れる事が出来るようになります。
OT先生のアイディアは本当にすごい✨

クリアファイルの上に洋服を載せる
折り曲げて一緒に袋に入れる
最後にクリアファイルを抜き取る

底付きの袋に芯をいれて安定させる。

底を安定させて、入れやすくする方法もあります。

底付きの巾着などを選ぶのがポイント✫

ビニール素材の透明になっていたら尚いいです。中身が分かりやすい!
どこに何を入れたか忘れやすいお子様には、持ち物の透明化はとても有効な方法です。

底がしっかりと固めならいいのですが、柔らかい素材だとまた入れにくくなりますので、その様な場合も台紙等でテープ固定するととても入れやすくなります✨

袋の素材の大切さ

袋といっても素材も形も様々。

不器用さんにとって、お勧めの素材はこちら。


・すべりが良い。(紙やナイロン素材)

・柔らかすぎない。(硬めほど良い)


よくある布巾着は滑りが悪く、柔らかいので不器用さんには向いていません。

布でも綿やリネン素材ではなく、ポリエステル素材など、滑りのいいアイテムを選ぶのがコツです✨

滑りやすさと、硬さがポイントなんだね。

意外と使えるシューズバック

シューズバックは意外と使えるアイテムです。

素材もしっかりしてますし、中もナイロンポリエステル素材が多くなっているので滑りが良い。

巾着仕様ですので、普段の巾着として使用可能です。

我が家では巾着として使う場合、持ち手をいつも思い切って切ってしまっています😊

不器用な息子にとっては紐なども最低限にしておかないと、出し入れの際また小さなストレスとなってしまうのです。

先程使用した巾着も、持ち手を切った物です☆

今回は、不器用さんの為のおすすめ袋についてお話させて頂きました。

用途や発達具合に合わせてお子様に合った商品を見つけて頂き、少しでも袋の出し入れストレスの軽減になって頂けたら嬉しいです😊

ダイソーやセリアなど、最近は100均にも色んな巾着や袋が販売されています。

ラッピングコーナーなども含め、お子様にぴったりなアイテムが見つかるとといいですね✨






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